2005/10/08 立会川(たちあいがわ)
それは、ある晴れた日の昼下がり。午後2時頃のお話。
かなり遅めの昼食をとっていた3人。
ケイ 「まだ時間あるよね。どっか行く?」
むーと 「でも、賽遊記も喰らうも、時間的に微妙だよね。」
確かに、今までは午前10時頃から賽遊記も喰らうも行っていました。
こんな時間から出かけては、行き先の決められる喰らうはともかく、
どこに行くか分からない賽遊記では、下手したら何もないかもしれません。
市川大野の時だって、ギリギリです。
ケイ 「じゃ、無記名投票で決めようか。」

おもむろに爪楊枝を3本手に取るケイ。
それをさらにそれぞれ3つに折りました。
ケイ 「アタマの部分なら賽遊記、先の部分なら喰らう、真ん中ならおとなしく帰る、で。」
迷うところです。
確かに遊び足りない3人には、賽遊記に行くのが良いかも知れませんが、
時間的なリスクが高いことのこの上ありません。
それに、食事をしている今、喰らうでせっかく美味しいところに行っても、
お腹がいっぱいかもしれません。

それぞれお互いの腹の内を探るような表情で、箸袋へ投票。
さぁ、結果は…………?

3人とも賽遊記行きたがり!
なんというかもう、愛すべき大馬鹿たちです(褒め言葉)。
そこまで言うなら行きましょう!
何があっても知らないもんねーだ!ていっ!

「た」は53個なので、まずは倍数選択。
5の倍数で…

6番目、ということで、

「立会川」に決定です!
ちなみに、3人とも賽遊記希望という非常事態になるとは思わず、
最初の方は写真を撮るのを忘れていました(笑)。
現在地が毎度お馴染み池袋なので、まずは品川へ。
そこから京浜急行本線で、一路立会川へ!

電車に乗り、思いのほか外が薄暗くなっていることに今さら焦る一行。
不安のためか言葉少なになりつつ、立会川に到着。

何とも言えないほど宵闇です。

しかしそんなことで我々は止まりません。
早速駅の周りから見ていきましょう。

なるほど、出かけるには遅い時間ですが、
夕食の買い物だったら今からですね。商店街は賑わっていました。

駅の近くに、「ボラちゃん橋」に決定したという橋がありました。
この辺はボラがとれるんでしょうか。
一緒に豆知識もありましたので、見てみましょう。
どれどれ…

へぇ。ブリは出世魚だと聞いたことはありましたが、
ボラもそうなんですね。

…と視線を右の方に移すと…

哀愁のお父さんがっ!
枯れ葉がさらに哀愁を感じさせます。
諦めずに頑張ってください(笑)。
時間も時間ですから、闇雲に歩き回るのは危険です。
地図を探しましょう。

近くに大きな運河があるようです。
良い風景が見られるかもしれません。行ってみることにしましょう。
歩いていると、商店街に一風変わったお店が。

"ひと味「ちが」います"
"甘味とラーメン"
開いていなかったのが非常に悔やまれます。
ひと味「ちが」う、甘味とラーメンを食べてみたかったなぁ…。

さて、駅からそれほど遠くない場所に駅名通りの「立会川」が見えてきました。
これを辿ればさっきの運河に辿り着けるのでしょうか。

そして視界に広がるのは、仄暗い夜にわずかな煌めき。
水面(みなも)に写る光がとっても幻想的です。
写真だけでは伝わりにくいかもしれませんが、これホントに綺麗です。

ただ、某大手企業の看板がやけに強い光を放っているのが印象的でしたけど(笑)。

しばらく水辺を歩きます。
途中からだんだん狭くなりつつも、なんとか通れるだけの幅はありました。
土手の上は、自転車も通れる舗装された遊歩道になっています。
少し開けた場所に出た時に、ひときわ大きな文字が目に留まりました。

世界をよく見ろ
すごいです、なんだか意味が分かるようで分かりません。が、深いです。
無言の説得力で、思わず納得しそうです。
そして振り返りざまにこの看板!

水難事故の危うさを見事に描いた、衝撃の問題作ですね。
これがトラウマになって、水に近づきたがらない子供が出ないことを祈るのみです。
「午後8時以降、音のでる花火は禁止します」の文字に対し、
"じゃあ、音が出なければいいんだな?"なんて言うのは大人げないですよ。
当然、川辺なので他にも注意書きがあります。
何だかんだ言っても水難事故は毎年のように起こりますからね。
気をつけるに越したことはないし、対処法も目の着くところにあればなおよしです。

…って

救命具が竿ですかっ!?
ま、まぁ、確かに竿なら陸にいながらにして水中の人を救い出せそうですが…。
そしてまたありました、あの看板。
さっきより心なしか新しめな様子。

またありました。
こう頻発するとありがたみが薄れるような…(笑)。

あ、でもなんかちょっとだけバリエーションが違うような気がします。
輪郭線とか、下の注意書きとか。
ともあれ、夜景はホントに綺麗で、やっぱり夜で良かったんだと思いました。

雨がやや強くなってきたので、一度商店街に引き返すことに。
相変わらず賑わっています。いいなぁ、この雰囲気。

素敵なネーミングのお弁当屋さんを発見。
その名も「はら時計」。

一歩間違えれば時計屋さんと間違われそうな危うさの中に、
確かな弁当屋のプライドが光りますね。
そして不意に現れた、ちょっとリッチそうな邸宅。
でも商店街にあるのは少し不自然じゃないですか…?

…と思ったら、公衆便所でした。
うーん、それにしても立派な建物です。

「変なものを見つけるセンサー」は、3人ともカバー範囲が違ったりするのですが、
全員一致で「これはヤバイ!」と思ったのは、この絵(?)。

微笑ましいはずの絵だというのは十分に分かります。
分かりますが…、夜という雰囲気のせいにしてしまいたいくらいに変です。
笑顔がどうも不自然に見えるからでしょうか…。
あるいはポーズ…?

さてさて、やっとこさ雨が小降りに。
さっきは結局運河の果てまで行っていなかったので、
再び川辺に戻ってきました。
こうなったら、トコトン行くまでです。

川辺を歩いて、歩いて…
なんと鮫洲まで来てしまいました。

写真は、暗いですが鮫洲の警察署です。
悪い意味じゃなく、お世話になっている人も多いですよね。
東京の人以外には馴染みがないかもしれませんが、
都内で運転免許証を発行してくれる唯一の場所です。
警察署を横目に、さらに川辺を進みます。

なんだか街灯もないし、対岸の照明も遠くなってきたから心細いし…。

あれ?

なんと「立入禁止」の表示が!

そういえば、川辺を歩いていたはずが、いつの間にか歩道の上に来ていました。
きっと川辺ならまだまだ行けるに違いありません。
警察署の中に通じるから入ったら駄目なんでしょう、きっと。
「無断で立ち入ったときは 警察に通報します」という文字も、
すぐそこに本当に警察署があることから、本気でしょう。
川岸に駆け下りると、ここにもまた看板が。

ここも駄目ですかっ!
危険区域…ってどういうことでしょう。
機密事項があるという意味ではないような気がしますね。

しかし、スベりやすいと言っても舗装された歩道ですよ?
そんなに気にするほどでも…
と思ったのも束の間、下の絵を見ると…

「危険区域(DANGER ZONE)」の目の前!!
た、確かにこれは危ないかもしれません。
「DANGER ZONE」とは確か、映画「トップガン」のメインテーマだったはずです。
そんなものが出てきてはひとたまりもありません。
ここはおとなしく退散しましょう。

そうそう、あぶないですよね。
これはまた随分と輪郭も妖しくなってしまいました。
「あぶない」の文字もシール貼りです。
帰り道。
ちょうどさっきの警察署の前の道路に、何やら赤い文字の標識(?)が。

なになに…?
「都内今月交通事故死…」

「激増」ってえらい物騒ですねっ!!
<立会川>
夜になってしまったのが良かったのかどうなのかは判断に困るところですが(笑)、
気候的にはちょうど良く、今までとはちょっと違う賽遊記になったんじゃないかと思います。
品川に近い割には、結構静かな場所のように思えました(夜だからでしょうか)。
明るいうちに行ってみないと判らない部分もありそうです。
「世界をよく見ろ」の言葉通りに(笑)。
| 夜の川辺度 | : | ★★★★ |
| 出世魚度 | : | ★★★ |
| 世界をよく見ろ度 | : | ★★★★★ |
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